
ライブ「きゃっとうぉ~く.jp Ch」
【録画】
2013年8月18日(日)
第13回黄金国再生計画香夢comeフェスタ
純愛の聖地宇多津臨海公園海ほたる
イベントスタッフ大募集 レギュラー出演者大募集
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2013年8月18日(日)
第13回黄金国再生計画香夢comeフェスタ
純愛の聖地宇多津臨海公園海ほたる
イベントスタッフ大募集 レギュラー出演者大募集

2011年06月01日
“Coffee time Music #8”

『放坊秀樹の“Coffee time Music ”』
第8回目は『ルジタニア憧憬/Marionette 』です。
今回はポルトガル
日本人のアコースティックデュオ、湯浅隆、吉田剛士からなる“Marionette ”です。
“ルジタニア”とはポルトガルの古名、ポルトガル音楽と言えば“ファド”ですが、その代表的な歌手、女王アマリア・ロドリゲスなどの伴奏楽器、ギターラ・ポルトゥゲーザ(ポルトガルギター~復弦でマンドリンのような音色)奏者の湯浅隆にマンドリュートの吉田剛士。
哀愁漂う、我々日本人の琴線にふれるサウダーデ~わびさび~の音楽。
もともとサウダーデとは、航海の果てにたどり着いた地で故郷を思う“郷愁”…
我々、日本人にも“わびさび”の精神がありそれに共感するものがあります。
でも、そのポルトガル音楽~ファドに寄せる想いは我々日本人には“憧憬”…。
ゆえに『ルジタニア憧憬』。
彼らの三作目、'96年発表のこのアルバムは、アマリア・ロドリゲスの“涙(ラグリマ)、オリジナルの“教会に眠る猫”(童話『うまにきいた話/なにもないねこ』(この話がまた面白い)のための曲など、多彩なサウダーデが楽しめます。
(^-^)
放坊秀樹
2011年05月25日
“Coffee time Music #7”

『放坊秀樹の“Coffee time Music ”』
第7回目は『サルバドールからの手紙/ アンリ・サルバドール』です。
今回もフランス、男性ボーカルです。
2001年に発表されたこのアルバムのコピー、
『~拝啓、ちっぽけで苦くて、それでも素敵なあなたの人生へ。~
御年84歳。
ジャズ、ボサノヴァ、ソウルの歴史を生き抜いた男がたどりついた、楽園の音楽…
全仏大ヒット/フランスの音楽賞“Victoires de La Musiques”にて「ALBUM OF THE YEAR」「ARTIST OF THE YEAR」受賞作品。』
が、すべてを語っていますが、いろんな音楽の要素が詰まっていながら、どれも彼の“個性”になっているという。
ジョアン・ジルベルトもですが、彼の歌は“歌”というものの本質、本当の意味を教えてくれます。
職業としての“歌手”ということだけではなく、その人柄がにじみ出る、いや人柄そのもの…という素晴らしいお手本になります。
ポピュラー歌手は、“声楽歌手”とはまた次元の違うものです。
ここでも、ぼくの持論である、「音楽の感動は、その歌い手の声量、またテクニックに比例しない」が見事に当てはまります。
どんなに綺麗に、また朗々と歌っても“無洗米”のような歌にはだれも心動かされません。
むしろ、ほつれや、ほころびにこそ、その“人となり”が表れます。
「歌」は、他の楽器より、さらに「スピリチュアル」なもの。
彼の歌声を聴いていると、いつまでも彼と一緒にいたくなる…そんな安らぎを感じます。
アンリ・サルバドール…
愛しいひとです。
(^-^)
放坊秀樹』
2011年05月20日
“Cafe time Music #6”
『放坊秀樹の“Cafe time Music ”』

第6回目は『dear piaf/ エディット・ピアフ』です。
今回はフランス、シャンソンです。
エディット・ピアフ、彼女は不世出の天才歌手でありながら、また愛に生きた女性…。
その生涯は映画や本にもなっていますから、長くなるので興味のある方は観てみてください。
美輪明宏さんの主要なレパートリーでもある“愛の讃歌”
「『愛の讃歌』ほど的確に愛の真実を歌った曲はない、というのが私の結論です。
まるで目の前にいるセルダンに語りかけているような、無垢で純粋な愛の言葉。
打算も計算も何もかも投げ出して、ただひたすらに人を愛することの喜びを心の底から歌い上げている、素晴らしい歌です。」
は美輪さんのお言葉。
“愛の讃歌”だけでなく、彼女の代表曲が収録されているこのアルバムは、中島みゆき、椎名林檎、小野リサ、クレモンティーヌ、石井好子、以上の方の選曲です。
たまたま今回、このアルバムを選びましたが、彼女のベストアルバムは全てお勧めです。
くつろぎの時間を愛に変えてくれます。
(^-^)
放坊秀樹』

第6回目は『dear piaf/ エディット・ピアフ』です。
今回はフランス、シャンソンです。
エディット・ピアフ、彼女は不世出の天才歌手でありながら、また愛に生きた女性…。
その生涯は映画や本にもなっていますから、長くなるので興味のある方は観てみてください。
美輪明宏さんの主要なレパートリーでもある“愛の讃歌”
「『愛の讃歌』ほど的確に愛の真実を歌った曲はない、というのが私の結論です。
まるで目の前にいるセルダンに語りかけているような、無垢で純粋な愛の言葉。
打算も計算も何もかも投げ出して、ただひたすらに人を愛することの喜びを心の底から歌い上げている、素晴らしい歌です。」
は美輪さんのお言葉。
“愛の讃歌”だけでなく、彼女の代表曲が収録されているこのアルバムは、中島みゆき、椎名林檎、小野リサ、クレモンティーヌ、石井好子、以上の方の選曲です。
たまたま今回、このアルバムを選びましたが、彼女のベストアルバムは全てお勧めです。
くつろぎの時間を愛に変えてくれます。
(^-^)
放坊秀樹』
2011年04月26日
“Cafe time Music #5”

『放坊秀樹の“Cafe time Music ”』
第5回目は『ラ・トランペ—ラ~うそつき女/小松亮太 』です。
彼は日本では屈指のバンドネオン奏者(アコーディオンの一種)で、アルゼンチン・タンゴを中心に演奏しますが、物凄い名手で、また率いるバンドの“タンギスツ”のメンバーもクラシックなどの素養のある超絶なテクニックの持ち主ばかり。
タンゴと言えば、アストラ・ピアソラですが、彼もそのピアソラに大きく影響を受け、またピアソラの曲ばかりのアルバムも当然あります。
しかし、“Coffee time music”…にピアソラはちょっと…(笑)。
ですが、この『ラ・トランペ—ラ』(2001年)のアルバムは、ピアソラは三曲で後はピアソラ以前のタンゴ(ぼくは大好きです)やワルツ、シャンソンや可愛いミロンガ、ジャズまで幅広く取り上げられていて、くつろげます。
テレビの『情熱大陸』のタンゴ・バージョンもあったり、「ポル・ウナ・カベーサ」はフィギュアスケートの浅田真央さんが“仮面舞踏会”の頃のショート・プログラムの曲で使用してたり…と馴染みやすく、なかなかバラエティに富んだアルバムです。
この人のアルバムは、ほとんど持ってますがこのアルバムがいちばん親しみやすいですね。
(^-^)
放坊秀樹
2011年04月19日
Cafe time Music #4
『放坊秀樹の“Cafe time Music ”』
第4回目は『春の歌集/手嶌葵 』です。


この季節にぴったりのアルバム。
彼女を初めて見て聴いたときの衝撃は忘れられません。
ジブリのアニメ、『ゲド戦記』の挿入歌、“テルーの唄”(ぼくもライブでよくやりますが)でしたが、その歌声、たたずまい…、に惹き付けられてしまいました。
その時、ぼくがすぐさま彼女をイメージしたのは、“巫女”の印象です。
他には、ベテラン、“大貫妙子”さんにも感じますが(いずれまたこのコーナーで紹介します)、凛として気高い、また“とらえどころのない自由~野辺を一人行くようなムード”は、ぼくの中にもある要素でもあり、どこか懐かしく心に響きます。
谷山浩子さんの「岸を離れる日」から始まり「願いごと(ダニーボーイ)で終わるこのアルバム。
音楽もですが、ジャケットのイラストが素晴らしく、これはArthur Rackham(1867-1939)という人の1906-08年の作品だそうですが、このアルバムをとても“特別”なものにしています。
(^-^)
放坊秀樹
第4回目は『春の歌集/手嶌葵 』です。


この季節にぴったりのアルバム。
彼女を初めて見て聴いたときの衝撃は忘れられません。
ジブリのアニメ、『ゲド戦記』の挿入歌、“テルーの唄”(ぼくもライブでよくやりますが)でしたが、その歌声、たたずまい…、に惹き付けられてしまいました。
その時、ぼくがすぐさま彼女をイメージしたのは、“巫女”の印象です。
他には、ベテラン、“大貫妙子”さんにも感じますが(いずれまたこのコーナーで紹介します)、凛として気高い、また“とらえどころのない自由~野辺を一人行くようなムード”は、ぼくの中にもある要素でもあり、どこか懐かしく心に響きます。
谷山浩子さんの「岸を離れる日」から始まり「願いごと(ダニーボーイ)で終わるこのアルバム。
音楽もですが、ジャケットのイラストが素晴らしく、これはArthur Rackham(1867-1939)という人の1906-08年の作品だそうですが、このアルバムをとても“特別”なものにしています。
(^-^)
放坊秀樹
2011年04月12日
“Cafe time Music #3
『放坊秀樹の“Cafe time Music ”
第3回目は『Sorte(幸運)~Paradiso(楽園) / Celso Fonseca & Ronald Bastos 』です。


まるで、ジョアン→カエターノと、リレーのようですが、このセルソ・フォンセカという人は、カエターノ・チルドレン(フォロワーで)彼とよく似た声、歌いかたで…毒を抜いたカエターノというか…。
(実際にカエターノのバンドのメンバーだった人でもあります。もうひとりのロナルド・バストスは作詞のみ担当)
しかし、しかし、ぼくはこの人が大好きで、この二枚のアルバムはオールタイム・フェイバリット…。もう何百回聴いたでしょうか…。
ぼくのライブ前や後にもよく流してますし、ぼくとプライベートなつきあいのある人は聴き馴染みのある“音”でしょう。
ぼくのファーストアルバム『手打ち』は、この質感~ムードを“和”で表したい…というコンセプトでした。
ジョアンやカエターノと同様、一時、サーファー御用達のトリップ?音楽でもありました。
“くつろぎ”という意味で“最上の”音楽であります。
(^-^)
放坊秀樹』
第3回目は『Sorte(幸運)~Paradiso(楽園) / Celso Fonseca & Ronald Bastos 』です。


まるで、ジョアン→カエターノと、リレーのようですが、このセルソ・フォンセカという人は、カエターノ・チルドレン(フォロワーで)彼とよく似た声、歌いかたで…毒を抜いたカエターノというか…。
(実際にカエターノのバンドのメンバーだった人でもあります。もうひとりのロナルド・バストスは作詞のみ担当)
しかし、しかし、ぼくはこの人が大好きで、この二枚のアルバムはオールタイム・フェイバリット…。もう何百回聴いたでしょうか…。
ぼくのライブ前や後にもよく流してますし、ぼくとプライベートなつきあいのある人は聴き馴染みのある“音”でしょう。
ぼくのファーストアルバム『手打ち』は、この質感~ムードを“和”で表したい…というコンセプトでした。
ジョアンやカエターノと同様、一時、サーファー御用達のトリップ?音楽でもありました。
“くつろぎ”という意味で“最上の”音楽であります。
(^-^)
放坊秀樹』
2011年04月03日
放坊秀樹の“coffee time Music ”
第二回目は『Caetano Veloso』です。

ジョアン・ジルベルトの囁くような歌声を踏襲しながらも、かつても今もラジカルな存在であり続けるブラジル音楽界のカリスマ。
ジョアンが弾き語りに固執しつづけ、歌とギターの世界にこだわり続けるのに、彼の最も忠実な弟子~信者でありながらも、やはりロック世代であることもあり、幅広い(広すぎ…?(笑))音楽性、全く予測不可能な進展の動向…ライブ。
ジョアンがシンガー/ギタリスト/パフォーマーなら、カエターノはそれに加えアーティストの面が大きいです~ジョン・レノンやボブ・ディランのような…。
ぼくが自分の音楽~演奏形態の核~原点をジョアン・ジルベルトとするなら、ぼくの活動のコンセプトである~“自由(なにものにも囚われない…)”は、彼“カエターノ・ウ″ェローゾ”からの影響です。
彼はブラジルのみならずスペイン語圏の音楽や、アメリカのスタンダード、ビートルズから、サンバ、アバンギャルド音楽、ノイジーなグランジ…なんでもやってしまう。
50周年を軽く越えてもなお、いまだ若い世代との交流が絶えない。
その雑食性…、放坊秀樹の“ジャンルのミクスチャー”は、彼からの影響大です。
その彼が1986年にニューヨークで、ほぼ弾き語りに近い形で録音したこの、『Caetano Veloso /Caetano Veloso 』。
コーヒー・タイムにもぴったりの、ぼくのとってもたいせつなアルバムです。
ぼくがライブでよくやる『リオンジーニョ』は、彼の曲にぼくが詞をつけたもの。
このアルバムにも収録されています。
そして、70年代に軍事政権統治下にあったブラジルで過激分子として活動し、投獄され、獄中で作ったという、『Terra(テーハ~地球)』のアコースティックバージョンも収められています。
(^-^)
放坊秀樹

ジョアン・ジルベルトの囁くような歌声を踏襲しながらも、かつても今もラジカルな存在であり続けるブラジル音楽界のカリスマ。
ジョアンが弾き語りに固執しつづけ、歌とギターの世界にこだわり続けるのに、彼の最も忠実な弟子~信者でありながらも、やはりロック世代であることもあり、幅広い(広すぎ…?(笑))音楽性、全く予測不可能な進展の動向…ライブ。
ジョアンがシンガー/ギタリスト/パフォーマーなら、カエターノはそれに加えアーティストの面が大きいです~ジョン・レノンやボブ・ディランのような…。
ぼくが自分の音楽~演奏形態の核~原点をジョアン・ジルベルトとするなら、ぼくの活動のコンセプトである~“自由(なにものにも囚われない…)”は、彼“カエターノ・ウ″ェローゾ”からの影響です。
彼はブラジルのみならずスペイン語圏の音楽や、アメリカのスタンダード、ビートルズから、サンバ、アバンギャルド音楽、ノイジーなグランジ…なんでもやってしまう。
50周年を軽く越えてもなお、いまだ若い世代との交流が絶えない。
その雑食性…、放坊秀樹の“ジャンルのミクスチャー”は、彼からの影響大です。
その彼が1986年にニューヨークで、ほぼ弾き語りに近い形で録音したこの、『Caetano Veloso /Caetano Veloso 』。
コーヒー・タイムにもぴったりの、ぼくのとってもたいせつなアルバムです。
ぼくがライブでよくやる『リオンジーニョ』は、彼の曲にぼくが詞をつけたもの。
このアルバムにも収録されています。
そして、70年代に軍事政権統治下にあったブラジルで過激分子として活動し、投獄され、獄中で作ったという、『Terra(テーハ~地球)』のアコースティックバージョンも収められています。
(^-^)
放坊秀樹
2011年03月24日
『放坊秀樹の“coffee time Music ”』#1
『放坊秀樹の“coffee time Music ”』
第一回目は『ジョアン/ジョアン・ジルベルト』です。

“ジョアン・ジルベルト”
~本当の天才、囁くような歌声、超絶なギター、50年近く前に、アントニオ・カルロス・ジョビンらと共に世界中にブームをもたらしたボサノバの創始者…(アルバム、『ゲッツ/ジルベルト』はいまだに売れている)
彼がいなければ、“放坊秀樹”はなかったし、ぼくが弾き語りを始めることもなかったでしょう。
ぼくの人生の最も辛かった数年間、ぼくは彼の音楽と、ギターの“サンチャゴ”、そして、自分の数曲の自作曲だけにすがるように生きていました。
その時期に、ぼくの中にしっかりと根付いたものが“放坊秀樹の核~手打ち”となっています。
彼の音楽は、“お茶の時間”にも(最適!)、また“通勤通学中”にも、“瞑想”にも、また真剣にじっくりと聴きこんでも楽しめる音楽です。
そんな音楽をぼくは他に知りません。
何を歌っても彼の曲になってしまうマジック…
このアルバムではなんと5か国語!の楽曲を駆使して…(シャンソン、カンツォーネ、サンバ、ジャズ…)
80才になっても、なお少年のような無邪気さを持ち、自由奔放に生きていながら、常に笑顔と優しさを絶やさない。
いまだに女性(男性にも)に、モテ続けている…
この『ジョアン』は、1990年に発表された(完璧主義の彼が練りに練って、こだわりにこだわって完成した“完璧な”)アルバムです。まわりは大変だったようですが。(笑)
本来、彼の“歌とギター”だけで完結するのが彼の音楽ですが、オーケストラやストリングスなどを加えたアルバムも多種ありまして、その中でも彼が納得している作品です。
だいたい10年に一枚くらいのペースで出る彼のアルバム…この後10年後にでたのは、全く逆に“歌とギター一発録り”の(これまた完璧な)アルバム、『声とギター/ジョアン・ジルベルト』でした。
彼は常に、「歌は祈るがごとく歌わなければならない」と言っています。
ぼくたちがいつも幸せでいてほしい…と願う彼の大きな愛は、彼の音楽を聴くとき、いつも優しくぼくたちを包んでくれます。
このアルバムを気に入った人は、生涯、いくつになっても、この音楽を楽しめることでしょう。
「今日よりも明日、明日よりもあさってと、聴けば聴くほど私はジョアンのとりこ。」
(小野リサ)
(^-^)
放坊秀樹
第一回目は『ジョアン/ジョアン・ジルベルト』です。

“ジョアン・ジルベルト”
~本当の天才、囁くような歌声、超絶なギター、50年近く前に、アントニオ・カルロス・ジョビンらと共に世界中にブームをもたらしたボサノバの創始者…(アルバム、『ゲッツ/ジルベルト』はいまだに売れている)
彼がいなければ、“放坊秀樹”はなかったし、ぼくが弾き語りを始めることもなかったでしょう。
ぼくの人生の最も辛かった数年間、ぼくは彼の音楽と、ギターの“サンチャゴ”、そして、自分の数曲の自作曲だけにすがるように生きていました。
その時期に、ぼくの中にしっかりと根付いたものが“放坊秀樹の核~手打ち”となっています。
彼の音楽は、“お茶の時間”にも(最適!)、また“通勤通学中”にも、“瞑想”にも、また真剣にじっくりと聴きこんでも楽しめる音楽です。
そんな音楽をぼくは他に知りません。
何を歌っても彼の曲になってしまうマジック…
このアルバムではなんと5か国語!の楽曲を駆使して…(シャンソン、カンツォーネ、サンバ、ジャズ…)
80才になっても、なお少年のような無邪気さを持ち、自由奔放に生きていながら、常に笑顔と優しさを絶やさない。
いまだに女性(男性にも)に、モテ続けている…
この『ジョアン』は、1990年に発表された(完璧主義の彼が練りに練って、こだわりにこだわって完成した“完璧な”)アルバムです。まわりは大変だったようですが。(笑)
本来、彼の“歌とギター”だけで完結するのが彼の音楽ですが、オーケストラやストリングスなどを加えたアルバムも多種ありまして、その中でも彼が納得している作品です。
だいたい10年に一枚くらいのペースで出る彼のアルバム…この後10年後にでたのは、全く逆に“歌とギター一発録り”の(これまた完璧な)アルバム、『声とギター/ジョアン・ジルベルト』でした。
彼は常に、「歌は祈るがごとく歌わなければならない」と言っています。
ぼくたちがいつも幸せでいてほしい…と願う彼の大きな愛は、彼の音楽を聴くとき、いつも優しくぼくたちを包んでくれます。
このアルバムを気に入った人は、生涯、いくつになっても、この音楽を楽しめることでしょう。
「今日よりも明日、明日よりもあさってと、聴けば聴くほど私はジョアンのとりこ。」
(小野リサ)
(^-^)
放坊秀樹